風水は、私たちの周りの環境が運気に影響を与えるという考え方です。難しいと思われがちな風水ですが、実は日常生活の中で簡単に取り入れることが可能です。
そこで今回は、古代中国から伝わる神秘的な開運術「風水」についてご紹介します。風水って聞いたことはあるけど、実際どんなものなの?どんな効果があるの?という疑問に答えていきます。
風水とは?
風水とは、約3000年以上前の中国で生まれた環境学です。
「風」は目に見えない気の流れ、「水」は地形や水の流れを表しています。もともとは道教の修行者が理想的な修行の場所を選ぶために使われていたものだとか。
その後、一般の人々の間でも広まり、住まいや墓地の選び方にも応用されるようになりました。
風水の歴史
風水の歴史は古く、中国の春秋戦国時代には既に存在していたとされています。
当時は主に都市計画や墓地選びに使われていましたが、時代とともに一般の人々の生活にも取り入れられるようになりました。
特に、宮殿や重要な建物の建設には、必ず風水の専門家が関わっていたそうです。
風水の種類
風水には大きく分けて3つの種類があります。
- 地理風水
- 陽宅風水
- 陰宅風水
それぞれどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
地理風水
「地理風水」は、土地の気の流れを見るものです。山や川、建物の配置など、大きな視点で環境を捉えます。
例えば、理想的な土地は「背山面水」と言われ、後ろに山があり前に水がある場所。これは、後ろの山が背中を守り、前の水が気を運んでくるという考え方です。都市計画や大規模な建築プロジェクトでよく使われます。
陽宅風水
「陽宅風水」は、私たちの住まいの吉凶を判断するものです。部屋の間取りや家具の配置、色使いなどを工夫して、住む人の運気を上げることを目的としています。
例えば、玄関は家の顔。いつもきれいに保つことで、良い気を家に招き入れることができます。また、リビングルームは家族が集まる場所なので、明るい色を使うと良いとされています。
陰宅風水
「陰宅風水」は、お墓の場所を選ぶためのものです。亡くなった人の安息と、子孫の繁栄を願って墓地を選びます。例えば、なだらかな丘の上や、木々に囲まれた静かな場所が好まれます。これは、亡くなった人の魂が安らかに眠れ、同時に子孫に良い影響を与えると考えられているからです。
3種類ある風水の違いは?
これら3つの風水の違いは、主に対象とする範囲にあります。
地理風水は広い地域を、陽宅風水は私たちの生活空間を、陰宅風水はお墓という特定の場所を扱います。しかし、共通しているのは「気の流れを良くする」という考え方です。
風水の効果
風水には様々な効果が期待できますが、主なものとして金運アップ、恋愛運アップ、仕事運アップなどがあります。
例えば、玄関を整理整頓することで、全体的な運気アップが期待できるのです。玄関は「気の入り口」と言われているので、ここをきれいにすることで、良い気が家に入ってくるという理屈です。
風水の考え方で大切なのは、陰陽五行説です。
これは、世界のすべてのものが木・火・土・金・水の5つの要素でできているという考え方で、この5つの要素のバランスを整えることで、運気が良くなるとされています。
例えば、部屋に観葉植物を置くことで「木」の要素を取り入れたり、赤い小物を置くことで「火」の要素を取り入れたりできます。
効果を高める方法は?
風水の効果を高めるためには、誰かのために行動することも大切です。自分のためだけでなく、家族や友人、同僚のことを考えて環境を整えると、より強い効果が期待できるのです。例えば、リビングを整理整頓するときに「家族みんなが快適に過ごせますように」と思いながら行動してみるだけでも変化がありますよ。
さらに風水で開運したいならおすすめの開運行動
最近、不運なことが続く、気分が上がらないなどの悩みを持つ方は、日常に少し風水の要素を取り入れるとよいかもしれません。ここでは、風水の視点から見た、おすすめの開運行動をご紹介します。
玄関の掃除をする
風水では、玄関は「気の入り口」とされています。つまり、良い運気も悪い運気も、まず玄関から入ってくるんです。だから、玄関をきれいに保つことが大切。毎日ほんの数分でいいので、玄関の掃除を習慣にしてみてください。靴は整理整頓し、不要なものは処分。玄関マットも定期的に洗濯すると、運気もすっきりしますよ。
リビングをきれいに保つ
ここは家族が集まる場所なので、明るく開放的な雰囲気が大切です。窓を開けて新鮮な空気を入れ替えるのも良いですね。観葉植物を置くのもおすすめです。植物は自然の気を家に取り入れてくれます。特に、葉が丸い植物(例えばパキラやガジュマル)は、人間関係や金運アップに効果があるとされています。
ベッドをドアから見えない位置に配置する
ベッドの位置が運気を左右するんですよ。ドアから見えない位置に置くのがベスト。また、ベッドの真正面に鏡を置くのは避けましょう。運気が反射して逃げてしまうかもしれません。枕の向きも大事で、北枕は避けた方が良いとされています。
キッチンに「木」の要素を取り入れる
キッチンは火の気が強い場所。ここでは「木の気」を取り入れると良いでしょう。例えば、コルク素材やコットン素材のキッチンマットを使うのがおすすめです。また、小さな観葉植物や生花を飾るのも素敵ですね。
持ち物の色に気を配る
風水で大切なのは、色使いも。例えば、赤は情熱や活力を表し、金運アップにも効果があるとされています。財布や小物に取り入れてみるのはどうでしょう?緑は成長や健康を表すので、新しいことを始めたい時におすすめです。
スマホの壁紙を変える
毎日使うスマホの壁紙も、実は運気に影響するかも。明るい色や、自分の好きな風景の写真を使うと、気分も上がりますよね。SNSのプロフィール写真も、笑顔の写真を使うと人間関係運がアップするかもしれません。
風水を取り入れる上で大切なのは、無理をしないこと。自分に合った方法を少しずつ試してみてください。例えば、今日から玄関の靴を整理する。明日は観葉植物を買ってみる。そんな風に、できることから始めていけばいいのです。
風水グッズも、クリスタルや風水鏡、風水球などがありますが、これらは補助的なものです。まずは基本的な整理整頓や清掃から始めて、そのあとでグッズを取り入れるのがおすすめです。
まとめ
風水は、決して難しいものではありません。日々の生活の中で、少しずつ意識を変えていくだけで、運気は変わっていきます。自分に合った方法を見つけて、楽しみながら運気アップを目指しましょう!スキマ時間に少しずつ取り入れていけば、きっと毎日がもっと楽しくなるはずです。